Invitation

発送の時期

結婚式の招待状は挙式の2ヶ月前までに発送し、3週間前までにお返事をいただきます。

多くの会場は印刷会社と提携を結び招待状を受注しているので、招待客のリストを式場に提出すれば式場が手配してくれます。

しかし最近では、自分たちで用紙や文面を考えて、オリジナルの招待状を作ることも増えています。

招待客リストアップ

結婚式の招待状を作成するには、まず招待客のリストアップが必要です。

招待客の新郎側と新婦側の人数ですが、同数かもしくは6対4の割合が基本になります。

リストを作る際には、会社の上司・恩師・会社の同僚・友人・親戚・家族などカテゴリーに分けて会場での配席をイメージしながら考えると良いでしょう。

招待客への配慮

招待状を発送する前に事前に連絡をとっておいたほうが良い場合があります。ご媒酌人・主賓・会社の上司・恩師にあたる招待客には

「この度、○月○日に、○○にて結婚式を挙げることになりました。もしご都合がよろしいようでしたら、○○様に是非ご主席いただきたいと思います。後日、改めて招待状を送付させていただきますので、何卒よろしくお願いいたします」

と事前に会うか、電話で伝えておくと相手を驚かすことがありません。

また招待状が完成したら、ご媒酌人・主賓・会社の上司・恩師には手渡しをして、スピーチを依頼する場合にはそのことを口頭で伝えておきましょう。

差出人の名前

招待客の決定とともに重要なのは、招待状の差出人の名前を両家の父親の連名にするか、新郎新婦にするかの判断です。どちらにするかは結婚式のスタイルや招待客によって違ってくるでしょう。

最近は差出人を新郎新婦にする人も増えていますが、親の名前であった方がよりフォーマルな印象を与えるようです。

相手によって差出人を変えるという方法もあります。会社の上司・恩師・親戚には両家の父親の連名で、友人・知人には新郎・新婦の連名で・・・といった具合です。

また両親と新郎新婦の連名で招待状を出すこともできます。

書き方の基本

結婚式の招待状は以下の構成になっています。
1.前文(頭語、時候の挨拶、文頭の挨拶)
2.主文(用件)
3.末文(結びの挨拶 結語)
4.付記(日時、場所等)
5.後付(日付、署名)
6.副文(追伸)

★頭語・結語
一般的には「拝啓・敬具」をあらたまった場合には「謹啓・敬具(敬白)」を使用します。

★時節の挨拶
1月/新春の候・初春の候・酷寒の候・例年になく暖かい今日この頃
2月/余寒の候・立春の候・残寒料峭の候・春寒やや緩む頃
3月/早春の候・軽暖の候・ようやく春めいてきましたが
4月/陽春の候・清和の候・春暖の候・春たけなわな今日この頃・山野春光に満ちる今日この頃
5月/若葉の候・新緑の候・若葉美しい今日この頃・風薫る季節となりましたが
6月/入梅の候・初夏の候・麦秋の候・紫陽花の花が色鮮やかなこの頃
7月/盛夏の候・星祭りの候・酷暑の候・蝉の声が聞こえる季節となりましましたが
8月/残暑の候・晩夏の候・虫の音に秋の気配を感じる今日この頃
9月/初秋の候・新秋の候・秋の気配が日ごとに深まりましたが
10月/秋冷の候・秋涼の候・日増しに秋も深まる今日この頃
11月/晩秋の候・深秋の候・向寒の候・落ち葉散りしく季節となりましたが
12月/初冬の候・寒冷の候・木枯らしが吹きすさぶこのごろ・庭におく霜も日ごとに厳しくなる今日この頃

★文頭の挨拶
皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます
皆様にはますますご清栄(ご清祥)のこととお慶び申し上げます
皆様におかれましてはご健勝のこととお慶申し上げます

書き方の注意点

★おじ・おば・いとこの漢字表記について
続柄についておじ・おば・いとこは漢字表記が複数あるので注意が必要です。

「おじ」の表記
父または母の兄/伯父
父または母の姉の夫 /伯父(父または母より伯父が年下の場合も伯父)
父または母の弟 /叔父
父または母の妹の夫 /叔父(父または母より叔父が年上の場合も叔父)

「おば」の表記
父または母の姉/伯母
父または母の兄の妻/伯母(父または母より伯母が年下の場合も伯母)
父または母の妹/叔母
父または母の弟の妻/叔母(父または母より叔母が年上の場合も叔母)

「いとこ」の表記
本人から見て年上の場合/従兄・従姉
本人から見て年下の場合/従弟・従妹

★句読点
結婚してもその人との関係に終止符が打たれないようにという縁起を担いで、招待状の文章には句読点を使用しません。句読点にあたる部分は1文字空けるようにしましょう。同じ理由で段落を変える際に文頭は空けないようにしましょう。

書き方 文例

それでは具体的に結婚式の招待状の文例を見ていきましょう。

●ご媒酌人有り・差出人を両親にする場合

謹啓 ◯◯の候 皆様におかれましてはご健勝のことと
お慶申し上げます
このたび◯◯◯◯様ご夫妻のご媒酌により
一郎 長男 隆弘
太郎 長女 由香里
の婚約相ととのい来る○月○日に結婚式を挙げること
となりました
つきましては 今後も幾久しくご厚情賜りたく ご披露
かたがたささやかな席をもうけましたので ご多忙中誠に
恐縮ではございますが ご臨席の栄を賜りますよう謹んで
ご案内申し上げます
敬白

日時 平成○年○月○日 午前○時
場所 ○○○ホテル

平成○年○月吉日

佐藤一郎
山田太郎

誠にお手数ではございますが 同封の葉書にて○月○日
までにご出席の有無をお知らせくださいますようお願い
申し上げます

●ご媒酌人無し・差出人を本人にする場合

謹啓 ○○の候 皆様にはますますご清栄のこととお慶び申
し上げます
さて 私ども かねて婚約中でございましたがこのたび結婚
式を挙げることになりました
つきましてお世話になりました皆様にご披露かたがた ささ
やかな披露の宴を催したいと存じます ご多忙のところ恐縮
ですが ご出席いただきたくここにご案内申し上げます
敬具


日時 平成○年○月○日 午前○時
場所 ○○○ホテル

平成○年○月吉日

佐藤隆弘
山田由香里

勝手ながらご都合のほど同封のはがきにて○月○日までに
ご一報くださいますようお願い申し上げます